東京の真ん中で子育て中のアラサーOLの日記

2017年8月出産、ワーママです。

産後のキャリアとの折り合いのつけ方

25w5d.

出産予定日まであと100日!大きなトラブルなく今日までやってこれて良かった。まだまだ小さい赤ちゃん、予定日までのんびりお腹の中で過ごしてもらって、元気で出てきてください。

今日は前から書きたいと思ってたキャリアの話。我が家は夫婦ともに総合職共働き家庭です。私はコンサル業的なことを生業にしていて、外資カルチャーを取り入れた日系の中企業で働いています。かと言ってバリキャリと言うほどの仕事好きでもなくライフワークバランスは重視、しかし年次にしては部下もたくさんいて、重い責任の職務を担ってきたと思います。バリキャリとゆるキャリの中間の中途半端な感じ。笑

ブログタイトルにはアラサーの文字を入れたけど、私の三十代はまだこれからです。三十代、四十代、五十代…と続いていく仕事人生、三十代の過ごし方が肝になっていくと思ってます。産休・育休を期に、人生を見つめ直すいい機会をもらったとポジティブに捉えたい。

三十代は、育休や時短勤務、保育園の送り迎えなどで、キャリアに大きくブレーキをかけざるを得ない時期だと思う。残業ありきの責任の重い仕事は引き受けられない。今後はどんどん同期からも、後輩からでさえも引き離されていく。周りと比較して満足する時期は終わりにして、仕事を通して何を為すかをモチベーションの中核に据える必要があるんだと思う。

でもさ、女性ばっかりこんなこと考えなきゃいけない日本社会ってクソじゃない?ていうか、みんな残業ありきの仕事の仕方見直そうよ。パパも早く帰ってきて家族みんなで夜の時間を過ごそうよ。そもそも保活って何だよ、行政の制度不備を市民の負荷に置き換えるなよ…ふにゃふにゃの赤ちゃんを保育園に預けるの辛いし、2年ぐらい一緒にいたいよ…と悶々とする日々。

時間と心に余裕のある産休中のうちに、なんらか折り合いのつけ方を見つけられるといいな。社会制度への不満は尽きないけど、すぐには変わらない。工夫で乗り切るしかないし。


なにかの助けになれば、と思って買った産後のキャリア関連で買った本3冊。

AERA with Baby (AERAムック)

AERA with Baby (AERAムック)

AERAの増刊。バリキャリ、ゆるキャリ、いったん離職の3タイプに分けて産後の仕事との向き合い方について記載。子育て中の夫婦へのインタビューが充実してる。


「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書)

「育休世代」のジレンマ 女性活用はなぜ失敗するのか? (光文社新書)

色んな媒体でママのキャリアについて執筆されている中野円佳さんの新書で、社会学の文脈で語られる。育休復帰後に仕事を辞めてしまう人が結構多いそうで、辞める人/辞めない人の違いが問いになっている。育休後に出世コースを外れていく「マミートラック」や、育休後も仕事を続けていくためにモチベーションを下げ方向に調整する「アスピレーションの冷却」などの概念を分かりやすくインストールできる。


こちらは経営目線での人材開発等を研究されている方の新書。この前の3月に発売されたばかり。男性の教授と、女性の著者の対話形式で書かれており、読みやすい。この本の主張は、チームで育児をする経験は、決してキャリアの無駄にはならず、マネジメント業の足しにはなるということ。ただし、ママが1人で頑張るワンオペ育児はダメ(!)。キャリアにとってネガティブにしか捉えられてこなかった育休をポジティブに捉え直す発想の転換が面白いし、なにより当事者にとっては救われる。夫の目に入るところに、本をわざとらしく置いている。